緊急事態宣言の解除を受け、営業時間を通常の午後9時までに戻すベルモール=5日午後、宇都宮市

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う栃木県への国の緊急事態宣言が8日から解除となることを受け、県内の大型商業施設や飲食店などで営業時間短縮を緩和する動きが出ている。ただ、「客足はなかなか戻らないだろう」と不安視する声がある。感染防止のため、宣言解除後も休業などを継続する施設も見られる。

 大型商業施設のベルモール(宇都宮市)は8日から、約110店舗の専門店街と14店舗のレストランの営業時間を、緊急事態宣言下の午後8時までから通常の同9時までとする。レストラン街は同10時までに延ばす予定だったが、県の時短要請延長を受け変更した。

 昨年12月から来店客が減り、年明けからは厳しさが増す。津布久勇治(つぶくゆうじ)支配人は「集客はなかなか戻らないだろう。楽観できる状況では全くない」と話した。

 東武宇都宮百貨店(宇都宮市)は宇都宮本店、大田原店、栃木市役所店の3店舗の営業時間を午後6時から30分遅らせ、緊急事態宣言前の時短営業に戻す。

 元気寿司(宇都宮市)は8日から21日まで、「魚べい」など県内の全26店舗で同8時までとしていた営業時間を同9時までに変更する。酒類の注文時間も同8時までとする。

 県内の全16店舗で閉店時刻を同8時に繰り上げたフライングガーデン(小山市)。担当者は「県の要請に合わせ営業時間を午後9時まで延長する方向で話し合っている」と説明した。

 休業などを継続する対応も見られる。宇都宮餃子(ぎょーざ)会直営店の「来らっせ本店」(宇都宮市)は、常設店舗の平日の休業を続け、土日祝日は時短営業で再開する。日替わり店舗は時短営業を継続する。鈴木章弘(すずきあきひろ)事務局長は「もう一歩我慢して感染収束に協力したい」と語った。

 真岡鉄道(真岡市)は1月16日からの「SLもおか」の運休を当面の間続ける。首都圏からの客がメインのためで、「SLキューロク館」も臨時休館を延長する。恒例のイルミネーションが7日で終了するあしかがフラワーパーク(足利市)は、同5時までの昼営業を同4時までに繰り上げる。