群生地で咲き始めたザゼンソウ=3日午前11時25分、大田原市北金丸

 「立春」の3日、栃木県大田原市北金丸の群生地で、ザゼンソウが咲き始めた。時折風花が舞う中、木道沿いの落ち葉の中からは、数株が顔を出し、一足早い春の訪れを告げていた。

 サトイモ科の多年草で、「仏炎苞(ぶつえんほう)」と呼ばれる暗赤色の覆いに包まれるように咲く花が、座禅を組む僧侶の姿に見えることから、その名が付いたとされる。

 地元住民でつくる「北金丸ザゼン草を守る会」の新江俊弘(あらえとしひろ)会長(67)は「確認できた株数は10株ほどで、昨年の同じ時期よりは少ない感じ。今月下旬から3月上旬が見頃になる。昨年の250株よりも多く開花してほしい」と期待した。

 宇都宮市から夫と見に来た女性(66)は「何個か見つけて写真を撮った。かわいく、幸せな気持ちになった。見頃にも、また来たい」と話していた。