緊急事態宣言の解除決定を受け、取材に応じる福田知事=2日午後8時20分、県庁

 新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言の解除決定を受け、福田富一(ふくだとみかず)知事は2日夜、記者団の取材に応じ、飲食店への営業時間短縮要請について「8日以降も緩めることなく、段階的に緩和していく」と述べた。時短要請を継続する場合は、協力金を支給する考えも示した。4日に開く対策本部会議で具体策を決定するという。

 宣言解除の決定については「歓迎はしていない。医療提供体制への負荷は、宣言解除を手放しで喜べる状況になっていない」と話した。

 宣言の対象区域に加わった1月13日、県内の感染状況は、国の対策分科会が示す全7指標のうち5指標が最も深刻な「ステージ4」(爆発的な感染拡大)に該当していた。福田知事は解除の要因として、直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数をはじめ、感染状況に関する4指標が「ステージ3」(感染者急増)を下回ったことを挙げた。

 一方、病床・重症病床の稼働率、人口10万人当たり全療養者数の3指標は、いずれもステージ3が続いている。福田知事は「医療提供体制の負荷が軽減され、ステージ3を下回るよう取り組む」と話した。