大貫木材工業の休憩室に張られた弁当メニューとオーダー用紙

 新型コロナウイルスの感染拡大、緊急事態宣言で飲食店が打撃を受けていることを受け、鹿沼市加園の大貫木材工業は定期的に「鹿沼応援弁当」として市内の個人経営の飲食店から社員35人分のランチ弁当をオーダーしている。大貫健治(おおぬきけんじ)社長(59)は「1社では限られた額であり、応援弁当の輪が市内の企業、会社などに広がれば」と話している。

 コンクリート型枠設計製造などを行う同社の経営理念、行動指針に「私たちを支える人々に感謝します」の言葉がある。大貫社長が「地元があっての会社。何とか地域貢献ができないものか」と考えた末、採用したのが飲食店を応援する「鹿沼応援弁当」だった。

 昨年5月に創作和食の店をスタートに中華料理店、農園レストランなどが手掛ける数種類の弁当をオーダー。再度、緊急事態宣言が出された1月には日本料理店の弁当を注文、2月も予定している。

 社員35人は通常、仕出し弁当派と弁当持参派が半数ずつという。応援弁当の日は趣旨を踏まえ、全員が注文している。また昨年の暮れには「ランチ忘年会」として少人数に分かれ、市内の飲食店6店を利用した。

 大貫社長は「個人経営の飲食店に元気を取り戻してほしい。みんなで応援したい」と呼び掛けている。