三仏堂で豆まきをする年男ら=2日午後0時30分、日光市山内

 124年ぶりに節分の日となった2日、栃木県日光市山内の世界遺産二社一寺で節分行事が営まれた。新型コロナウイルス禍が続く中、各社寺は菓子や縁起物などをまく恒例の「がらまき」を中止するなど、規模を縮小。感染防止対策を取りながら神事や法要に臨み、例年より静かに豆まきをした。

 日光山輪王寺は「節分会追儺(せつぶんえついな)式」を2回開き、年男や年女らが各回37人ずつ参列。本堂「三仏堂」で法要を執り行い、飛沫(ひまつ)を防ぐために一般参列者は声を出さず、僧侶の掛け声に合わせて豆をまいた。

 同寺の鈴木常元(すずきじょうげん)総務部長(64)は「厄や疫病などを払う行事なので、実施できて良かった。コロナが収束し、来年は通常通りに行えれば」と話した。

 日光東照宮は御本社内で祈祷(きとう)祭のみを実施。参列者を分散させるため回数を増やした。日光二荒山神社も参列者の裃(かみしも)の着付けなどはせず、祈祷祭を行った。