日本スポーツ協会は1日、臨時国体委員会を東京都内で開き、秋田県鹿角市で18~21日に予定されていた国民体育大会冬季大会スキー競技会の中止を全会一致で決めた。同協会によると、スキー国体の中止は大雪の影響で実施できなかった1947年の第1回大会(北海道、長野)以来74年ぶり2度目。

 「いい結果を出したかった」「練習を重ねてきたので残念」。冬季スキー国体の開催中止が決まった1日、出場予定だった本県選手らは一様に落胆し、「別の大会で頑張りたい」などと気持ちを切り替える選手もいた。

 成年Aの手塚芳宗(てつかよしむね)(日大)は高校時代、アルペン少年男子大回転で県勢初の4位入賞。今春の大学卒業とともに第一線を退く予定だっただけに、「国体は思い出も多い大会。得意のコースだったので、最後にいい結果を出したかった」と悔しさをにじませた。

 足利大付高3年の君島(きみしま)王羅(おーら)は昨年、少年男子大回転で惜しくも2位。今回は優勝候補にも名前が挙がり、「悔しい思いを晴らすために頑張ってきた。残念」と言葉少な。6日からは長野県で全国高校スキー大会が開かれる予定で「そこで結果を出せるように頑張りたい」と話した。

 いちご一会とちぎ国体の開催を1年後に控え、現在の競技力をみるいい機会でもあった。県スキー連盟の足助浩之(あすけひろゆき)競技本部長は「こういう状況では仕方がない」と前置きした上で「選手の活躍の場がなくなるのは本当に気の毒。今後の強化の参考にもしたかった」と残念がった。