男性の遺体が見つかった現場付近を調べる矢板署員ら=31日午後0時10分、塩谷町肘内の荒川河川敷

 31日午前9時50分ごろ、栃木県塩谷町肘内の荒川河川敷で、矢板市消防団員の男性が「人が燃えたようだ」などと110番した。現場では枯れ草などが焼け、焼け跡から70代とみられる男性1人の遺体が見つかった。矢板署によると、周辺では病害虫駆除のため野焼きが行われており、強風で男性に火が燃え移ったとみている。

 現場は矢板市と塩谷町の境界付近。同署によると、3人で野焼きをしていたとみられる矢板市大槻の男性(79)と連絡が取れなくなっており、身元や出火原因、焼失面積などを調べている。

 矢板市病害虫防除事業推進協議会によると、矢板市内では同日、病害虫一斉駆除のため、農家らが午前10時~午後2時の予定で一斉野焼きを実施。風が強まる見込みとなったため、午前11時過ぎに中止を決定し、防災行政無線や消防団などを通じて周知したという。

 気象庁によると、県内では同日、全域で乾燥注意報が出ていた。塩谷では午前10時に平均風速4.5メートルを観測していた。

 この日は宇都宮市や鹿沼市などでも下草火災が相次いだ。