渡辺王将(右)の先手で始まった王将戦第3局。左は挑戦者の永瀬王座=30日午前9時、大田原市黒羽向町

 渡辺明(わたなべあきら)王将(36)に永瀬拓矢(ながせたくや)王座(28)が挑む将棋の第70期王将戦七番勝負第3局(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社、日本将棋連盟主催、大田原市、下野新聞社後援)が30日、大田原市黒羽向町のホテル花月で2日間の日程で始まった。

 午前8時40分ごろ、スーツ姿の永瀬王座、続いて同45分ごろに和服姿の渡辺王将が対局室入り。同9時、先手の渡辺王将が2六歩を打って対局が幕を開け、永瀬王座は8四歩で応じた。午後6時過ぎ、渡辺王将が35手目を封じて1日目を終えた。

 今期の王将戦は第1、第2局と渡辺王将が制しており、今局では渡辺王将が防衛に向けて王手をかけるのか、初の王将のタイトルを狙う永瀬王座が巻き返すのか、注目される。

 市内での開催は16期連続。初日には例年、市内の小中学生らが対局を見学したり正副立会人から多面差しでの指導を受けたりしていたが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となった。

 31日は午前9時に対局が再開されるが、同ホテルでの大盤解説会は中止される。