ズームでほかの僧侶らとつながりながらお経を読む延命寺の川井副住職

 【栃木】県内の若手僧侶でつくる「真言宗豊山派仏教青年会」は26日、ビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」を活用し、新型コロナウイルスなどの疫病退散を願うオンライン祈願法要を行った。3市1町(栃木、佐野、足利、野木)の17寺の僧侶らがパソコンに向かい、思いを込めて読経した。

 同会は寺院の正住職になった時に備えるため、法話や読経などの勉強会や各寺の視察参拝などを行っている。オンライン祈願法要は、新型コロナの感染拡大により活動ができない中、昨年秋ごろのズームを使った会議中に「若手僧侶だからこそできることはないか」と意見が出たのがきっかけとなった。

 参加した寺院の一つ、大平町西水代の延命寺ではこの日、夕方ごろから音量やカメラのチェックなど準備が始まった。法要が始まると音声のずれなどに苦戦しながらも、川井恵誠(かわいけいせい)副住職(43)が各僧侶とリレー形式でつなぎながらお経を読み上げた。

 今回の法要を撮影した動画を2月5日、動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開し市民にも発信する予定。企画担当者で岩舟町静和、東光寺の市村直哉(いちむらちょくさい)副住職(41)は「少しでも頑張ろうという気持ちになってくれればうれしい」と話した。