福田監督から選考委員会の結果報告を受け、肩を落とす石橋ナイン=石橋高

 春夏通じて初の甲子園出場への期待が高まっていた石橋に吉報は届かなかった。21世紀枠の関東・東京地区候補校選出は2017年に続き2度目。小林到(こばやしいたる)主将は「『選ばれるかな』という思いはあった。こういう結果になってとても悔しい」と肩を落とした。

 選考委員会の出場校発表は午後3時半から始まったが、校長室の電話はついに鳴らず。21世紀枠の4校が決まったことを確認した瀬端徹(せばたとおる)校長は報道陣に向け深々と頭を下げた。その後、会議室に集まった選手らに対し「大変残念だが次の目標を持って頑張っていきましょう」とねぎらった。

 福田博之(ふくだひろゆき)監督は時折声を詰まらせながら、「本当に悔しい。ここを原点に、もう一回チームをつくり直してまた頑張ろう。悔しいけどそれしかない」と絞り出した。

 下野市役所ではインターネットのライブ中継で落選が分かると、担当課の職員から「だめだったか」とため息が漏れた。

 同市役所では、石橋高の出場決定に備えて市スポーツ振興課が中心になり手作りの横断幕を用意し、市インフォメーションメールの速報の準備も整えていた。広瀬寿雄(ひろせとしお)市長は「惜しくも選ばれませんでしたが、選手の皆さんが限られた環境の中で練習に取り組んで素晴らしい成績を残されたことは立派なこと。この悔しい気持ちを糧としてさらに大きく成長することを願っています」と期待を寄せた。

 野球部OBらでつくる同部の後援組織「石甲会」の川中子智一(かわなごともかず)会長は「残念としか言いようがないが、夏は実力で甲子園に行けるように頑張ってほしい」とエールを送っていた。