東石美術館の代表的な所蔵品の一つ竹内栖鳳「八咫烏」

 【佐野】本町の佐野東石美術館で、新春にふさわしい華やかな収蔵名品を紹介する企画展「新しき美の創造者たち」が開かれている。近代京都画壇を代表する日本画家竹内栖鳳(たけうちせいほう)の「八咫烏(やたがらす)」(六曲一双屏風(びょうぶ))を中心に、同館が所蔵する日本画や木彫など51点を展示している。4月18日まで。

 「八咫烏」は、同館を代表する作品の一つ。金地を背景に、日本神話に登場する神の使いを写実的に描いている。

 向かいの展示は、日本を代表する版画家棟方志功(むなかたしこう)の日本画「華嚴亦々之韻御群鯉魚図(けごんまたまたのいんおんぐんりぎょず)」。滝登りをするコイの姿を力強く描いた作品で、筆のしぶきでコイの勢いや滝の水しぶきなどを表現している。

 春の訪れを感じさせる梅や桃の花をモチーフにした作品や、新春企画展恒例となっている平野富山(ひらのふざん)の木彫「七福神」も並ぶ。同館の岩船哲也(いわふねてつや)主任学芸員(56)は「七福神の展示を楽しみにしている人も多い。作品を見て少しでも晴れやかな気分になってもらえたらうれしい」と話した。

 入館料大人700円、小中高生300円。水、木曜休館。(問)同館0283・23・8111。