「失敗恐れず挑戦を」 日本代表する登山家、花谷さん講演 栃木県山岳連盟が講演会

 県山岳連盟海外登山委員会主催の講演会「2017海外登山の集い 集え、燃えろ栃木のクライマー」が20日、宇都宮市文化会館で開かれた。約80人が参加し、日本を代表する登山家花谷泰広(はなたにやすひろ)さん(41)や海外登山の実績がある県内登山家らの話に耳を傾けた。

 神戸市出身の花谷さんは2013年に登山界のアカデミー賞とされる「ピオレドール賞」を受賞。15年に後進育成プログラム「ヒマラヤキャンプ」を設立し若手とヒマラヤ登山を行う。

 講演では映像を交えて海外登山歴を紹介し「20代は功名心が先行し危なっかしかった。30歳になってやっと登山自体を楽しめるようになった」と振り返った。

 同賞受賞後はスポンサーが付くようになり、同キャンプを設立。背景には国内の山岳組織が高齢化などで弱体化することへの危機感があったといい「経験や技術を継承する機会が少なくなった」と憂えた。最後には「失敗を恐れず挑戦して」と若手に思いを託した。