飯塚邸で放水訓練を行う那珂川消防署員

 【那珂川】文化財防火デーの26日、馬頭の国登録有形文化財「飯塚家住宅」を改修した宿泊施設「飯塚邸」で、消防訓練が初めて行われた。

 施設を運営する大田原ツーリズムや建物を所有する町の職員に加え、南那須地区広域行政事務組合那珂川消防署員ら20人が参加。施設から出火したとの想定で、施設職員は消防への通報や客の避難誘導の手順を確認したほか、水消火器での初期消火演習も行った。

 署員は放水までの流れを確認した後、建物に向かって放水した。訓練後、大田原ツーリズムの藤井大介(ふじいだいすけ)社長(45)は「町の財産を守るため、今後も定期的に訓練を行いたい」と話し、阿久津善夫(あくつよしお)署長(54)は「住民にも防火の意識を高めてもらい、歴史的な建物を火災から守りたい」と強調した。