市職員(右)から注意喚起のチラシなどを受け取る川俣理事長

 【足利】市内の社会福祉施設で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が相次いでいるのを受け、市は市内の入所施設を職員が訪問し注意喚起を行っている。福祉施設の指導などを担当する福祉指導員を中心に、4班に分かれて26日も各施設を訪問した。

 対象は市内の高齢者福祉、児童福祉、障害福祉の入所施設164カ所。これまでも電話での注意喚起は行ってきたが、市内では昨年末以降、福祉施設で5例のクラスターが発生していることから訪問して注意を訴えることにした。

 感染対策として、施設内に入らず玄関先などで実施。本県の緊急事態宣言を知らせるチラシ、市内や両毛地区の感染者数を示す資料などを配布し、対策の徹底を呼び掛けた。

 複数の障害福祉施設を運営する稲岡町、社会福祉法人愛光園の川俣恵一(かわまたけいいち)理事長は検温、マスク着用のほか、入所と通所の利用者が使う場所を分けるなどの対策を取っていることを説明した上で「どうしてもマスクが嫌で取ってしまう利用者もいる」と難しさも明かした。