足利学校の方丈前で放水訓練を行う消防署員ら=25日午前9時40分、足利市昌平町

 26日の文化財防火デーを前に25日、栃木県足利市昌平町の史跡足利学校で消防訓練が行われた。

 同学校職員や消防署員ら約40人が参加。近隣の火災で、かやぶき屋根の建物「方丈」などに類焼の恐れがあるとの想定で行った。

 「訓練火災発生」のアナウンスに続き、職員が119番。参観者を避難誘導した後、同学校自衛消防隊と署員が一斉放水した。かやぶき屋根からも消火設備「ドレンチャー」が作動し、水の防火幕を作った。

 大美賀裕(おおみかゆたか)消防長(60)は「気持ちのこもった訓練で心強い。全国的に文化財への放火が減らない。放火されない態勢づくりも心掛けてほしい」と講評した。 訓練は26日まで、国宝鑁阿寺(ばんなじ)や樺崎八幡宮(かばさきはちまんぐう)など市内9カ所の寺院などで行う。