田村順一教授

 特別支援学校のICT化を進める意義について、特別支援教育の情報化に詳しい帝京大教職大学院の田村順一(たむらじゅんいち)教授に聞いた。

 -なぜ支援学校でICT活用を進める必要があるのか。

 「例えば、土地勘もなく言葉も分からない外国にいきなり放り出されたら、大抵の人は困り果てるはず。障害のある子はそうした生きづらさを抱えている。そんな時、スマートフォンが手元にあれば地図も見られるし翻訳もしてくれて、大きな助けになってくれる」

 「障害のある子にとって、ICT機器は生活を豊かにするパートナーであり、弱みを補うアシスタントであり、教材道具や人とつながるコミュニケーションツールでもある。テクノロジーと縁遠いと思われがちだが、実は障害のある子こそ、その力を必要としている」

 -端末を1人1台配備する意義は。