「これからも船村先生の作品を歌い継いでいく」と話す鳥羽(中央)ら「船村徹内弟子五人の会」=日光市内

 塩谷町出身の作曲家船村徹(ふなむらとおる)さんの追悼コンサートを今月12日、日光市内で開いた鳥羽一郎(とばいちろう)ら「船村徹内弟子五人の会」。船村さんが亡くなって1年4カ月。5人は「船村先生」の歌を大切に歌い継いでいく決意を新たにした。

 コンサートは「船村徹を歌い継ぐ~演歌巡礼in日光」と銘打って開催した。船村さんが生前、ギターを携えて全国各地を回った弾き語り「演歌巡礼」を引き継ぐ思いを込め、同会が今年から全国各地で開いている「演歌巡礼」コンサートの一環だ。

 昨年2月に84歳で亡くなった船村さん。鳥羽は「先生が亡くなってから1年ちょっとたつが、ぼうぜん自失というか、何をしても手に付かない」と明かす。

 走裕介(はしりゆうすけ)も「まだ信じられない思い。その半面、自分の中では現実を受け止めて先生の残したものを歌い継いでいくという意思がある。今日もこの会場に先生が来てくれている気がする」。「最後の内弟子」となった村木弾(むらきだん)は「いつも先生がそばにいて、歌っているときも近くで聞いてくれていると思う」と話した。

 日光でのコンサート開催日は、船村さんの誕生日。船村さんが毎年、世に出なかった歌を供養する「歌供養」を開いていた特別な日でもある。「(今日は)歌供養の延長みたいなもの。演歌巡礼であれ、どんな形にしろ、先生の誕生日にはイベントをやっていかないといけない。そういう使命みたいなものを(弟子たちは)皆持っている」と鳥羽。

 静太郎(しずかたろう)も「これから先も船村先生の作品を皆で一生懸命歌い継いでいきたい」と続け、天草二郎(あまくさじろう)は「先生がライフワークにされていたことをやれるのは本当にありがたい」と笑顔を見せた。