町内の民家から見つかった「強弱角力鏡」(個人蔵)

軍師を務めた松本五郎兵衛の写真(松本哲郎氏所蔵)

町内の民家から見つかった「強弱角力鏡」(個人蔵) 軍師を務めた松本五郎兵衛の写真(松本哲郎氏所蔵)

 幕末の水戸天狗(てんぐ)党の乱で、討伐に当たった壬生藩の精強ぶりを示す当時の瓦版の「番付」がこのほど、壬生町歴史民俗資料館の調査で見つかった。2月17日から始まる同館の「壬生の剣士 幕末最強の侍」展で、戦いの指揮を執った藩士松本五郎兵衛(まつもとごろべえ)の写真などとともに展示される。中野正人(なかのまさと)学芸員(62)は「壬生藩の武芸の力を裏付けるもの」と話す。

 番付「強弱角力鏡(きょうじゃくかくりょくかがみ)」は当時、瓦版として刷られたものの写し。昨年暮れ、町内の民家の資料調査中に見つかった。発行は水戸藩の尊王攘夷派らによって起こされた天狗党の乱のあった1864(元治元)年とみられる。