オリオン通りで通行量のデータを回収する宇都宮大の我妻さん(右)ら学生=21日午後、宇都宮市江野町

 宇都宮市中心部の「オリオン通り」の飲食店の9割が、新型コロナウイルスの感染抑止を目的とした県の営業時間の短縮要請に応じていたことが22日までに、宇都宮大都市計画研究室の調査で分かった。14日から国の緊急事態宣言の対象地域に本県が追加され、臨時休業に切り替えた店も多い。一方、「オリオン通り」の通行量調査では、1月金曜夜の人出は昨年12月に比べて3分の1に減った。

 現地調査は、県が宇都宮市全域の酒類を提供する飲食店(カラオケ店を含む)に営業時間を午後8時までとするよう要請した8日夜に行った。同研究室博士前期課程2年我妻智世(わがつまともよ)さん(24)らが「どれだけの店が応じ、街のようすがどう変わるのか」を歩いて調べた。

 同研究室によると、通りで営業している約160店のうち、飲食店は約半数を占めた。夜間も営業している飲食店69店を調べたところ、約9割の62店が要請に応じていたという。

 営業時間の変更を貼り紙で知らせていた41店のうち27店は時短営業し、14店は臨時休業していた。調査で定期的に街を歩く我妻さんは「緊急事態宣言の再発令を受け臨時休業に切り替えた店も多い」と指摘する。

 また宇大と市が設置した自動計測器による通行量調査によると、8日午後8時から翌午前6時までのオリオン通りの人出は延べ約1千人。同じ金曜の時間帯で比較すると昨年12月は約3千人に上っており、時短営業が始まってから人の流れは3分の1に減った。

 一方で緊急事態宣言が発令された昨年4月の金曜の人出は約500人にまで減少していた。我妻さんは「初めての緊急事態宣言下に比べて、県民の警戒度が薄れてきているのではないか」と推測している。