渡良瀬遊水地で進むヨシの刈り取り作業=22日午前10時55分、栃木市藤岡町、小型無人機から

 栃木市藤岡町の渡良瀬遊水地のヨシ原で、ヨシ刈りが最盛期を迎えた。

 同市藤岡町部屋のよしず製造販売「松本商店」は、11月下旬からヨシ刈りを始めた。ヨシ焼きが始まる直前の3月上旬まで作業が続き、全体の刈り取り面積は約8万平方メートルに上る。冬晴れの22日も、従業員8人が機械で刈り取られたヨシを黙々と束ねていった。

 今季のヨシは、好天が続いた昨夏の影響で雨が不足し、例年よりも若干背丈が低いが、製品として十分な高さ3メートルに達した。日光を多く浴びたことで、良質な堅さに育っているという。

 ヨシは夏の日差しを遮る「よしず」の材料などに使われる。同社の松本八十二(まつもとやそじ)社長(79)は「国産のヨシは風通しが良く、県外からも多数の問い合わせをもらう。今年も良質に育って良かった」と話した。