パン・アキモトの秋元社長、都内でトークショー 自社題材の児童書刊行を記念

 パンの缶詰を海外や災害地に届ける取り組みを続けている那須塩原市のパン・アキモトを題材にした児童書「世界を救うパンの缶詰」の刊行を記念し、同社の秋元義彦(あきもとよしひこ)社長(64)が12日、東京都渋谷区の代官山蔦谷書店でトークショーを行った。

 同書では、1995年の阪神・淡路大震災の際、被災者から「長期保存ができて軟らかいパンが欲しい」という声を受け、秋元社長が100回以上の試作を繰り返し、パンの缶詰を完成させた物語を描いている。出版社「ほるぷ出版」によると、全国の書店で話題になり、昨秋の刊行後1カ月もたたないうちに重版が決定したという。

 トークショーで秋元社長は「ビジネスとボランティアは別という考えもある。しかし、社会にお返しできるような企業が社会から必要とされ、そして応援をしてもらえるということを実感している」と語った。