受検者に唾液採取の説明をする職員

 高根沢】新型コロナウイルス感染が急拡大する中、高齢者らを対象とした唾液採取による抗原検査が21日、町保健センターで始まった。町民の不安解消や、感染拡大と重症化の防止を目的に、町が県保健衛生事業団に委託した。同事業団による一般希望者向けの抗原検査は県内で初めて。初日は検査を受けた38人全員が陰性だった。

 抗原検査は、PCR検査よりも短時間で判定結果が得られるのが特長。感染の有無は即日分かる。町では午前中に検査を実施し、陽性の場合、当日午後に本人へ連絡する。陰性の場合は後日、結果を郵送する。

 この日は予約者が随時来館。事前記入の「健康チェック表」を受け付けで出した後、プラスチック容器に唾液を入れて提出した。

 検査を受けた中阿久津、無職三浦司(みうらつかさ)さん(72)は「自分の体調がどうなのか、未発症で感染を拡大させていないのかを個人の責任として知る必要がある。検査の実施によって、コロナも含めた病気に対する意識や注意力も高まるのでは」。同センター担当者は「簡単な検査のため、対象となる多くの町民に受けてもらえれば。検査で陰性だった人も継続的に予防に努めてほしい」と話した。

 同センターは、2回目以降検査日の希望者を追加募集している。実施日は、2月7日(申し込み締め切り1月27日)、2月22日(同2月10日)、3月1日(同2月18日)。定員各80人。自己負担金は2千円。

 対象は検査当日、満65歳以上か基礎疾患(慢性閉塞(へいそく)性肺疾患、慢性腎臓病、糖尿病、高血圧、心血管疾患など)の証明があり、町に住民票がある人。

 (問)町保健センター028・675・4559。