110番、2割は緊急性低く 2017年栃木県警まとめ

 10日は「110番の日」。県警が2017年に受理した110番件数は、前年比2856件減の13万398件と4年連続で減少したことが、県警のまとめで分かった。刑法犯認知件数の減少などが要因とみられる。いたずらなどを除く有効件数11万4346件のうち、19%に当たる2万1705件は緊急性の低い内容だった。県警は緊急性のない相談・苦情は専用ダイヤル「♯9110」を活用するよう呼び掛けている。

 県警通信指令課によると、有効件数は前年比1416件増え、総受理件数の87・7%だった。警察庁によると、1~11月の有効件数は、都道府県警別で19番目の多さだった。

 同課によると、有効件数の内訳では「特殊詐欺のはがきが来た」などの「要望・苦情・相談」が1万3691件。落とし物などの「各種照会」が5780件、「誤報」が2234件で比較的緊急性がない内容が2割弱を占めた。「婚活パーティーで気に入った女性がいなかった」「妻に『おかずが少ない』と言ったら『食べなくていい』と言われた」など、警察業務と無関係な内容もあったという。

 緊急性がある内容は、交通事故や違法駐車など「交通関係」が4万7679件で41・7%。保護・救護を求める内容が5807件、刑法犯に関する内容が5413件だった。

 県民広報相談課によると、犯罪被害防止などに関わる「警察安全相談」の受理件数は前年比1563件増の2万1671件。うち24時間対応の専用ダイヤル「♯9110」は同322件増の2004件と、9・2%にとどまっている。

 10日はJR宇都宮駅で、県警と同駅の職員が110番と「♯9110」の適切な利用を求めるチラシなどを配布。県警は「不急の110番や夜間の相談が増えると、緊急時に対応できなくなる恐れもある。緊急でない相談は専門スタッフがいる日中に♯9110で」と訴えている。