屋根の差し茅工事が行われている医王寺唐門

屋根の差し茅工事が行われている医王寺唐門

屋根の修復が完了した大師堂

屋根の差し茅工事が行われている医王寺唐門 屋根の差し茅工事が行われている医王寺唐門 屋根の修復が完了した大師堂

 【鹿沼】北半田の真言宗豊山派の古刹(こさつ)・東高野山医王寺で県指定有形文化財の大師堂と唐門で茅葺(かやぶ)き屋根の「差し茅工事」が行われている。唐門は2004年以来の修理となり、貴重な文化財を守るため宮城県の専門業者3人が取り組んでいる。

 大師堂は唐門の西側に東面して建つ入り母屋造りの建物で江戸期の1686(貞享3)年に建てられた。内部に弘法大師(こうぼうだいし)をまつる厨子(ずし)が安置されている。

 屋根の修理は昨年11月に始まった。傷んだ茅を抜き取り、新しい茅の束を差し込み、「雁木(がんぎ)」と呼ばれる道具でたたいて調整する。17日に修理は終わり、真新しい茅が朱色の建物に映えている。

 荘厳な唐門は1753(宝暦3)年に造られ、茅葺き屋根の柔らかな曲線、繊細な彫刻が施されているのが特徴。2001年から04年まで大規模な解体修理が行われた。差し茅工事は18日に始まり、24日までの予定。

 工事費は約1100万円。県、市ほか文化財保護・芸術研究助成財団からの補助金、そして同寺の負担で賄う。