ドリルで空けた穴に薬剤を注入する作業

 【那須】準絶滅危惧種のオオタカが営巣する那須街道沿いのアカマツを守ろうと、林野庁塩那森林管理署はこのほど、松枯れ防止薬剤の注入作業を実施した。20年以上前から毎年作業しており、今年は約6ヘクタールの584本を対象とした。


 那須街道沿いのアカマツは1983年に約2万本あったが、本年度は約8千本まで減少。松枯れを引き起こす害虫「マツノザイセンチュウ」が内部で増えるのを食い止めるため、薬剤を注入している。


 作業は今月初めから18日まで実施した。根元にドリルで空けた穴に薬剤入りのボトルを差し、全て木に流し込んだ後に穴をふさいだ。薬剤の効力は5、6年間保つという。
 NPO法人「オオタカ保護基金」の遠藤孝一(えんどうこういち)代表(62)は「那須の原風景で、オオタカの生息地でもあるアカマツ林を今後も守っていく。オオタカの営巣を見かけたら、そっと見守って」と話した。