陳麻婆豆腐

45席ある店内は落ち着いた雰囲気。円卓の個室も2部屋ある

陳麻婆豆腐 45席ある店内は落ち着いた雰囲気。円卓の個室も2部屋ある

 中華料理の定番メニューは、その店の実力を示す指標となる。麻婆豆腐(まーぼーどうふ)はその一つ。東京で国会を担当していたときは、国会議事堂周辺に幾つもある有名店で食べ比べをしたものだ。

 「小山で一番うまい麻婆豆腐を出す店」と友人に教えられたのがこの店。最初にランチ(夜の単品は1千円)を食べて、そのうまさに驚いた。オーナーシェフの桜井実(さくらいみのる)さん(50)は若いころ、四川飯店銀座店で修業したことがあると聞き、合点がいった。

 四川飯店と言えば「料理の鉄人」陳建一(ちんけんいち)さんの店として有名。桜井さんは建一さんの父、建民(けんみん)さんの孫弟子に当たる。「私の麻婆豆腐は四川飯店の味が原点」と話す。

 この店にはもう一つ「陳麻婆豆腐」(1400円)というメニューがある。日本人の味覚に合わせた四川飯店風に比べ、本場の四川料理により近いパンチのある辛さだ。「中国の特1級調理師から直接学んだ」といい、豆腐の切り方から火の入れ方、唐辛子や花椒の使い方まで「すべて違う」という。

 両メニューとも1皿で3~4人分。辛さは客の好みに合わせられる。舌のしびれを癒やすのに、食後のデザートに杏仁(あんにん)豆腐(400円)も頼みたい。

 ◆メモ 小山市西城南2の9の19。午前11時半~午後2時半、午後5~10時。木曜定休。(問)0285・37・7787。