骨付き鳥モモ肉のコンフィ

老舗の看板を背負いながらアレンジにも余念がない飯沼さん

骨付き鳥モモ肉のコンフィ 老舗の看板を背負いながらアレンジにも余念がない飯沼さん

 ナイフを入れ、まずはひと口。最初は皮がカリっと香ばしく。しかしすぐさま口の中で肉がほろほろにとろけ、うまみが口いっぱいに広がる。未体験の食感だ。

 「骨付き鳥モモ肉のコンフィ」(税込み1080円)は、オーナーシェフの飯沼友治(いいぬまゆうじ)さん(58)が30年ほど前に店を継いでから出している人気メニューだ。

 食感の秘訣(ひけつ)は手の込んだ調理法だ。若鶏のモモ肉をオリーブオイルや黒毛和牛の脂などを調合した油に浸し、気泡がわずかに発生する程度の低温で煮ること10時間。これが肉のうまみをさらに凝縮させる。

 トマトソースやマスタードソースともよく合う。1日5食ほどの数量限定だが、事前に予約すればディナーコースにも入れられる。

 1923年創業の老舗。創業から変わらないたれで文明開化の味が楽しめる「牛鍋」も名物だ。

 一方で飯沼さんが追い求めているのが「洋と和の融合」。伝統のオムライスなどにちょっとした和のテイストを加えるなど「遊び心を心がけている」と笑う。

 店内では不定期で演奏家によるミニコンサートも開催。レトロな店内で生演奏にも耳を傾けながら、優雅なひとときを過ごしてみてはいかが。

 ◆メモ 栃木市旭町25の5。午前11時半~午後3時、午後5時半~9時。夜は前日までの予約制。月曜夜、火曜定休。(問)0282・22・0360。