パエリア

「おいしいと言われるのが喜び」と話す川島さん(右)と妻の美佐子さん

パエリア 「おいしいと言われるのが喜び」と話す川島さん(右)と妻の美佐子さん

 料理人を志すきっかけとなったのは、若い頃夢中になったバーベキューやキャンプでの野外料理だ。「その頃はスキーも大好きで、店名の『あるぺん』もアルペンスキーからとりました」と、代表の川島純夫(かわしますみお)さん(65)は笑う。

 高校卒業後に上京し、ホテルのフランス料理店で腕を磨いた。地元に戻り店をオープンしたのは1979年。ハンバーグなどの典型的な洋食やイタリアン…と時代とともに看板メニューが変わったが、ここ十数年不動の人気を誇るのはパエリア(1人前1150円、注文は2人前から)だ。

 鶏肉や貝、エビ、カニなどをふんだんに使い、和の味わいもかすかに感じられるのが“あるぺん流”という。調理に時間がかかるため、1時間前に予約すればアイスクリームをサービス、という心遣いも女性客や家族連れの人気を集める。

 15年前、外装を和風に改築したのをきっかけに、店名も開店以来の「レストラン」から「くいもんや」に変更した。メニューの幅を広げ、居酒屋風の料理も提供する。「おいしいと感動してもらうのが一番の喜び。そのためにはジャンルにこだわる必要はないと思うのです」。この道40年でたどり着いた境地である。

 ◆メモ 佐野市浅沼町770。午前11時~午後2時半、午後5時~10時。月曜定休。(問)0283・24・8250。