那須町は18日の町議会全員協議会で、ふるさと定住課内に新年度、新型コロナウイルス禍の「新しい生活様式」を踏まえた移住定住施策を行う「リビングシフト推進室」を新たに設置することを明らかにした。2021年度の町組織機構は室が1増となり、16課2室体制となる。

 新たに設ける同推進室は5人態勢で、(1)ワーケーション推進(2)サテライトオフィス推進(3)二地域居住-の3項目に重点的に取り組む。

 新型コロナ禍で企業のテレワークが進む中、町はこれまでに、総務省の「お試しサテライトオフィス」制度に町内別荘地の空き家1件を登録。首都圏企業の町内でのテレワーク体験を推進している。

 町は今後、同推進室設置とともに、新たなお試しサテライトオフィスの拠点として町役場近くの「黒田原地区まちづくりセンター」2階会議室部分(約180平方メートル)の利用も始める。

 町によると、リビングシフトは国のまち・ひと・しごと創生基本方針2020に示された、「新たな日常に対応した地域経済の構築と東京圏一極の是正」を進める上でのライフスタイル転換を目指す考え方。

 平山幸宏(ひらやまゆきひろ)町長は「コロナ禍という厳しい状況にあるが、社会の変化にいち早く対応することでピンチを逆手に取り、チャンスに変えたい」などと話した。