三が日の初詣客好調 陽明門効果で東照宮混雑 栃木県内主な社寺

 正月の三が日、県内の主な社寺の多くは前年並みかそれ以上の初詣客でにぎわった。日光東照宮(日光市)は昨年に大修理が完了した国宝「陽明門」を一目見ようとする人たちで混雑し、前年比5千人増の約4万5千人が参拝した。一方、今年は戌(いぬ)年ということもあり、犬を連れて参拝する人の姿が目立った社寺もあり、テーマパークでは犬と記念写真を撮る人たちの笑顔であふれた。

 県内の北部山沿いは2~3日にかけて雪に見舞われた。初詣客数は天候に左右されやすく、日光東照宮の斎藤禎一(さいとうていいち)総務課長(58)は「今年は人出が減ると思った」という。しかしふたを開ければ、降雪のなかった前年を上回る人出。斎藤課長は「まさしく陽明門効果。『雪の陽明門を見たかった』と話す参拝者が何人もいた」と話した。

 日光二荒山神社、日光山輪王寺(いずれも同市)は前年並みの人出。宇都宮市の二荒山神社は「穏やかな陽気のおかげ」で、前年比3万人増の41万人が訪れた。社務所にある鎌倉時代の作の「鉄製狛(こま)犬」(国認定重要美術品)も人気だったという。佐野市の唐沢山神社は昨年11月に行われた「全国山城サミットin佐野」の反響もあり、客足は例年の3割増となった。

 各地の社寺には今年の干支(えと)の犬を連れた初詣客の姿も。同市の惣宗寺(そうしゅうじ)(佐野厄よけ大師)は強風で肌寒い日が続いた影響で人出は例年より少なめの約30万人だったが、飼い犬と一緒に厄払いの祈願を受ける人が目立ったという。