今季栃木SCの最終ラインで主軸として期待されるDF柳(中央)と高杉(左から2人目)

 サッカーJ2栃木SCの今季陣容が17日までにほぼ固まった。昨季の攻守の中心となったMF明本考浩(あきもとたかひろ)がJ1浦和、DF田代雅也(たしろまさや)がJ1鳥栖へそれぞれ完全移籍したものの、DF柳育崇(やなぎやすたか)を筆頭に各ポジションのレギュラー格が残留。14人の新戦力を加えた計27人体制で、18日に全体練習をスタートして2月27日のシーズン開幕へ備える。

 昨季はハードワークを前面に押し出した戦術で、2018年のJ2復帰以降では最高成績となる10位に躍進。強化部は「走る部分を大前提に攻撃の質を高め、昨季の戦い方の幅を広げる」という強化方針の下、確立したスタイルの継続とレベルアップを目指してチーム編成を進めてきた。

 前線の選手では昨季チーム最多タイの7得点を挙げたFW矢野貴章(やのきしょう)が残留。J2長崎から昨季5得点のFW畑潤基(はたじゅんき)、J2京都からMFジュニーニョを獲得した。両選手とも決定力と運動量にたけ、昨季のハイプレス戦術のキーマンとなった明本の穴を埋める存在として注目される。

 2列目では抜群の推進力を武器に、かつてJ1湘南の背番号10を背負ったMF菊池大介(きくちだいすけ)(前J1柏)がサイドハーフの主力候補。岡山から加入したボランチの上田康太(うえだこうた)はパスワークに加え、プレースキック精度はリーグ屈指。課題だったセットプレーからの得点力向上に期待がかかる。