道の駅ましこで始まった企画展「師匠のことば ~島岡達三と弟子達~」

島岡達三さんの写真パネル前で初公開されている「地釉縄文象嵌方壺」

道の駅ましこで始まった企画展「師匠のことば ~島岡達三と弟子達~」 島岡達三さんの写真パネル前で初公開されている「地釉縄文象嵌方壺」

 【益子】人間国宝の陶芸家島岡達三(しまおかたつぞう)さん(1919~2007年)と門下生の作家7人の作品展示や、心に残った島岡さんの言葉などを師事した7人が振り返るインタビューパネルを掲示した企画展「師匠のことば ~島岡達三と弟子達~」が16日、長堤の道の駅ましこで始まった。島岡さんの「地釉縄文象嵌方壺(じぐすりじょうもんぞうがんほうこ)」など初公開の3点を含む13点(非売品)を紹介しているほか、7人が作陶した日用使いの茶わんや皿など計約300点を即売している。2月14日まで。

 益子焼中興の祖で人間国宝の陶芸家濱田庄司(はまだしょうじ)に続いた島岡さんに焦点を当て、「師匠」から受け取った言葉や姿勢を弟子たちがどのように作品づくりに生かし、伝統を引き継いでいるのかを伝えようと同道の駅が初めて企画。島岡家や、町内など本県在住の門下生7人の協力を得て開催した。

 島岡さんの展示作で注目されるのは、初公開という四角柱の地釉縄文象嵌方壺(高さ約55センチ、横と奥行き各約13センチ)や「彫繪草花文壺(ほりえそうかもんこ)」など3点。孫で島岡製陶所代表の陶芸家島岡桂(しまおかけい)さん(42)によると、一昨年末の大掃除で自宅の屋根裏から出てきた「非常にレア物」。制作年などは不明だが、特に地釉縄文象嵌方壺は「型で作った方壺の中では最大級の作品」という。