閉店時刻を午後8時までに繰り上げた元気寿司の店舗=14日午後、宇都宮市

 新型コロナウイルスの感染急拡大で栃木県に緊急事態宣言が再発令されてから一夜明けた14日、県の営業時間短縮の要請や依頼を受けた県内各地の飲食店や商業施設などで、閉店時刻を早める対応が広がった。感染拡大防止のため、映画館などでも時短営業に協力する動きが出ている。

 元気寿司(宇都宮市)は14日から、「魚べい」など県内の全26店舗で店内飲食を1~2時間早め、午後8時までに変更した。酒類の注文も時間を繰り上げ同7時までとした。テークアウトは午後9時まで対応する。期間は2月7日まで。同社の担当者は「各自治体からの要請にそれぞれ対応していく」と説明した。

 フライングガーデン(小山市)も14日から2月7日まで、県内の全16店舗で閉店時刻を2~3時間半繰り上げ、同8時とした。

 佐野プレミアム・アウトレット(佐野市)は14日から、施設内で同9時まで営業していた一部飲食店の終了時間を1時間早めた。

 イトーヨーカドーの県内2店舗は16日から当面の間、食料品フロア以外の営業時間を同8時までに短縮する。宇都宮店は午後10時までの営業時間を2時間前倒しし、小山店は1時間早める。両店とも食料品フロアは通常営業を続ける。

 時短営業の動きは飲食店以外でも出始めた。映画館「フォーラム那須塩原」(那須塩原市)は15日から当面の間、午後8時までに全ての上映を終了させる。これまでは最終上映が午後9時スタートだった。

 昨年の緊急事態宣言期間中は、約1カ月の休館を余儀なくされた。担当者は「やっと客足が戻ってきたと感じていたが、感染拡大で動員が減っていた。事態の深刻さを考えると営業短縮は仕方ない」と話した。 

 JR東日本大宮支社は1日から始まった「2021冬のとちぎ観光キャンペーン」の一部イベントの中止や変更を決めた。2月4~6日に上野駅で開催予定だった「とちぎ産直市」を3月25~27日に延期する。また、「第18回氏家雛(ひな)めぐり」に合わせた臨時列車は運休とし、氏家、鹿沼の両駅から観光スポットを巡る「駅からハイキング」は中止する。

 金融機関では栃木銀行(宇都宮市)が顧客との接触時間を減らすことなどを目的に、午前11時半から1時間、店舗を閉めた上での昼休業を15日から全店舗に拡大。鹿沼相互信用金庫(鹿沼市)も同様に正午から1時間の昼休業を15日から全店舗に広げる。