18日から2月末までの全館休館を発表した宇都宮グランドホテル=13日午後、宇都宮市

 宇都宮グランドホテル(宇都宮市西原町、中村太三郎(なかむらたさぶろう)社長)は13日、18日から2月28日まで全館の営業を休止すると発表した。レストランや会議など、人が集まる場所であるホテルを休館することで、新型コロナウイルスの感染拡大防止につなげる狙い。

 年末年始に感染者の急激な増加が報道される中、首都圏の繁華街などの人出が減っていないことから決定した。発案した小林博昭(こばやしひろあき)副社長(60)は「店を閉じなければ、人の流れを止められない」と強調する。今月11日の緊急幹部会議で提案し、正式決定した。

 同ホテルでは、昨年末から各団体の忘年会や賀詞交歓会が中止となり、成人式も取りやめとなった。1、2月の売り上げは例年の2割程度まで落ち込む見通し。小林副社長は「休館中の売り上げはゼロになるが、さらに感染というリスクを冒すべきではないと判断した」と説明する。現在、予約済みの客へ休止の連絡や日程の再調整などに当たっている。

 営業再開日は3月1日を予定するが、新型コロナの感染状況を踏まえて休止期間を再延長する可能性がある。小林副社長は「休止はわれわれの都合だが、理由はコロナ。お客さまと従業員の安全と健康の確保が大前提だということを理解してほしい」と話した。