常設店舗を平日臨時休業とした「来らっせ本店」=13日午後3時25分、宇都宮市馬場通り2丁目

バスケットボールの天皇杯全日本選手権準々決勝の会場で掲示された感染防止対策を呼び掛ける貼り紙=13日午後、ブレックスアリーナ宇都宮

常設店舗を平日臨時休業とした「来らっせ本店」=13日午後3時25分、宇都宮市馬場通り2丁目 バスケットボールの天皇杯全日本選手権準々決勝の会場で掲示された感染防止対策を呼び掛ける貼り紙=13日午後、ブレックスアリーナ宇都宮

 新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言の対象区域に栃木県が加わることが13日、決まった。飲食業界は臨時休業や時短営業の動きが加速し、学校関係者は感染対策の意識をさらに高める。プロスポーツ界では試合の中止も出始めた。県内2度目の宣言発令-。さらなる行動変容を求められ、県民は先の見通せない不安を抱えながら、感染収束への願いを強めている。

■餃子会直営店、平日休業を決断

 宇都宮餃子(ぎょーざ)会の直営店「来らっせ本店」(宇都宮市馬場通り2丁目)は一層の感染防止策として、13日から「常設店舗」の臨時休業に踏み切った。期間は2月7日までの平日。

 来らっせ本店は「常設店舗」と「日替わり店舗」で、加盟店のギョーザが食べ比べできる人気の観光スポット。常設店舗は行列が絶えない人気店も多く、同会は「昼の食事でも感染が広がる可能性がある」と休業を決めた。日替わり店舗は時短営業している。

 13日午後。いつもはひっきりなしに客が行き交う常設店舗の入り口はネットが張られ、中は暗く静まり返っていた。今後の感染状況や客足によっては土日の休業も検討しているという。

 同会の鈴木章弘(すずきあきひろ)事務局長(48)は「後手後手の対策では経済が沈み込むだけ。国や県には飲食店だけでなく生産者などの苦境も考慮し、先手先手で対策を講じてほしい」と注文した。

■コロナ慣れ警戒 学校・部活動

 13日朝、県北にある県立高。同校校長は打ち合わせで教職員へ感染対策の徹底を改めて呼び掛けたという。「対策はすでに講じている。気を緩めてはいないが、再度確認として伝えた」と校長。「3密防止など生徒一人一人へ再度、注意を促していく」と力を込めた。

 県南の県立高で教頭を務める男性は「これだけ感染者が出ているので、そういった判断もあると思う」と宣言発令の動きを冷静に受け止める。「マスクや消毒に少し慣れてきた部分もある。警戒度をどう高めるか考えていく」と話した。

 部活動は他校との練習試合中止などが求められる。生徒からは「いつ部活が中止になるか」といった不安の声が上がっているという。

■リーグ戦中止、追加も プロスポーツ

 アイスホッケーアジアリーグのHC栃木日光アイスバックスは23、24の両日、東京都西東京市のダイドードリンコアイスアリーナで予定していたジャパンカップ(JC)のホーム東北戦を中止すると発表した。

 バックスは日光霧降アイスアリーナの改修工事に伴い、9日から始まったJC後半戦のホーム戦会場をダイドードリンコアイスアリーナに変更。新型コロナウイルス感染拡大防止を目的にチケットを座席数の半数以下の販売に制限していたが、不要不急の外出自粛要請を踏まえてリーグ実行委員会で決定した。

 バックスの土田英二(つちだひでじ)チームディレクター(47)は「影響は出ると思っていたが、首都圏のファンにアピールする機会を失ったダメージは実損より大きい」と肩を落とす。14日からチケットの払い戻し対応を行う。

 さらに、緊急事態宣言の対象地域に本県が追加されたことを受け、今月30、31日に北海道で開催予定だったアウェー王子戦も中止となる可能性が高いという。

 4月にプロ野球選手輩出を目的とした専門スクールの開校を予定しているエイジェックスポーツマネジメント(東京都千代田区、古後昌彦(こごまさひこ)社長)は、22日に栃木市で開催を予定していた第1回入校トライアウトを中止すると発表した。

 バスケットボールB1宇都宮ブレックスは2月7日までの緊急事態宣言期間中にホーム戦5試合とアウェー戦2試合があるが、Bリーグは開催可否を発表していない。

 サッカーJ2栃木SCはJリーグによるPCR検査を実施した上で、18日からトップチームの全体練習を開始。2月上旬から宮崎キャンプを行う予定。