農業生産法人の干し芋工場として利用される旧金鹿小校舎

 【さくら】廃校になった鹿子畑の旧金鹿小の校舎が、市内の農業生産法人「和みの杜(もり)」(高野和久(たかのかずひさ)社長、早乙女)の干し芋工場として利用されることになった。同社が市から賃借し、さくらブランドに認証されている干し芋「甘極み」を生産する。

 和みの杜が賃借するのは1階西側の約500平方メートル。サツマイモの皮むき、蒸し、乾燥、パック詰めなどの工程を行う。賃貸料は年120万円。10月稼働を目指している。

 同社は14年に設立。サツマイモ、イチゴ、ジャガイモなどを栽培し、農産物の生産、加工、販売の6次産業化を目指している。6次化製品である「甘極み」は、道の駅や温泉ホテルなどで販売し好評を得ているという。

 現在の設備では1日300パックが製造の限界だが、新工場の稼働で2千パックまで引き上げる計画。同社の益子暁彦(ましこあきひこ)部長は「原料のサツマイモが足りないので、地元で栽培してもらえれば買い上げたい。畑も借りて増やしたい」と話している。市は干し芋工場の稼働が、遊休農地対策にもつながることを期待している。

 市は喜連川地区の5小学校を2010年3月に統廃合、金鹿小など4校が廃校となった。跡地は地域振興のため利活用する方針で、これまで旧穂積小が木工館、鷲宿小が断熱製品の工場として利用されている。