県内1週間ごとの感染経路不明者の推移

 県内で新型コロナウイルス感染の急激な拡大が続いている。家族や職場の同僚から感染するケースも多いが、感染経路をたどれない「経路不明」の感染者も増加。直近1週間(1~7日)の感染者601人のうち、318人は経路不明で5割を超えている。県は市中感染の拡大を否定せず「外出の際に感染防止対策を徹底しなければ、感染リスクがあるのが本県の現状」との認識を示している。

 昨年6月下旬以降に始まった県内の「第2波」では、他県への移動歴がある人や、外国人など「一定の特徴があり、感染経路はある程度追えていた」(県対策本部)。感染者数を押し上げるのもクラスター(感染者集団)の発生による場合が多かった。

 一方、11月下旬以降は16例のクラスターが発生すると同時に、経路不明の感染者も拡大。11月中旬(13~19日)に19人だった経路不明者は、12月中旬(11~17日)は58人、同月下旬(25~31日)はその3倍の180人に増加。さらに1月に入り300人を超え、徐々に割合が上昇している。

 政府の分科会は、経路不明の中には飲食店経由のものが多く含まれ、家庭内へと感染が持ち込まれていると分析。これを受け県は宇都宮市の酒類を提供する飲食店に8日からの営業時間の短縮を要請している。

 ただ、どこまで感染を抑える効果があるかは分からないのが実情。県は県民に対して不要不急の外出自粛を要請しており、手洗い、マスク着用、3密の回避など基本的な感染防止対策の徹底を改めて呼び掛けている。