釣り人でにぎわう旧思川の最下流部

 【小山】大正時代の河川改修で思川から切り離された下生井の「旧思川」の水環境を改善しようと、市は2021年度から水源に環境用水として地下水を試験的に導入するなど四つの対策を検討している。市は周辺を餌場とするコウノトリの生息環境改善と合わせ、将来は「旧思川エコミュージアム」として環境学習の場に整備したい考えだ。

 旧思川は長さ約1・4キロの池。河川水の流入がなく流れもない。わずかに農業用水が流れ込んでおり、生活排水も一部混じっているという。植物プランクトンが増殖するなどして水の透明度が低下しているが、抜本的な対策が講じられることなく長年放置されてきた。

 このため少しでも水の流れを作ろうと地下水を流し込み、水の滞留時間は植物プランクトン増殖を防ぐとされる5日未満とする。上流側は現状のヨシ原を保全し、水質浄化機能を維持する。