生徒が作った足踏み式の消毒液スタンド

 【宇都宮】新型コロナウイルス感染予防に役立ててもらおうと、晃陽中の特別支援学級の生徒3人が足踏み式の消毒液スタンドを作り、市内の小中学校や公共施設に寄贈している。3人は「使ってもらえてうれしい」と作業の励みにしている。

 消毒液スタンドは、木製で高さ約90センチ。ペダルを踏むと支柱が持ち上がり、最上部のアームが連動して消毒液のボトルを押し込む仕組みだ。

 新型コロナ禍による休校期間中に感染症対策として坂本弘志(さかもとひろし)副校長(55)が校内用にモデルを試作。自立活動の一環で、生徒も7月に作り始めた。

 木材を寸法通りに切り、ねじやくぎを打ち付けて1台ずつ仕上げる。3人はペダルやアーム、ボトルを載せる台など部品ごとに分業して組み立て、これまで50台以上完成させた。

 通常のスタンドに加え、低学年児童向けの小さいタイプや、ペダルを踏むのが難しい車いす利用者用の「ハンドレバー付き」も製作。「使う人の気持ちを考え」て工夫を凝らした。

 これまでの寄贈先は富屋・篠井地区市民センターや徳次郎町の高齢者施設、河内地区の小中学校など10カ所以上。好評で、今後も残りの材料で作っていく予定だ。

 2年村山魁(むらやまかい)さん(14)は「もっとうまくできると思う」と意欲を見せていた。