市民向けPCR検査を説明する渡辺市長

 【那須塩原】渡辺美知太郎(わたなべみちたろう)市長は8日、臨時記者会見を開き、希望する市民を対象に1回千円で受けられる新型コロナウイルス感染症のPCR検査を18日に開始すると発表した。同日からは、介護施設の職員や新規入所者への検査も行うほか、宿泊施設向けの自己負担をなくし、医療機関まで出向かずに検体を回収する方式に変更する。渡辺市長は「感染者を早期発見することで、感染拡大を防ぎたい」と強調した。

 市民向け検査の対象は、市に住民票があり、感染の症状がない人。1検体1~5人をまとめて検査するプール方式で実施する。1日50検体、3月末までの2カ月半で最大1万2500人分の検査が可能。

 電話予約後に送られてきた検査キットで予約日当日に唾液を採取し、市内の検査機関に持参すると、2日以内に結果が判明。陽性の場合は市指定の医療機関で再検査を実施し、検査料は市が全額負担する。

 宿泊施設向け検査は、市の「持続可能な観光モデル」の合意施設の従業員約500人が対象。市内2医療機関で検査する方式から、検査キットを配布する形に変更する。塩原、板室両温泉に1カ所ずつ検体の集積所を設置し、市が回収する。

 介護施設向け検査は、職員約800人と新規入所者毎月100人を対象に行う。自己負担額は千円。

 介護施設への新規入所者を除き、検査は市が委託する島方の民間検査機関「コロナPCRセンター那須塩原」が行う。

 渡辺市長は「直近1週間の感染者は市内が11人、北那須3市町では23人で、非常事態宣言の水準に近づいている」と危惧し、「この1、2、3月が勝負だと思っている」と強調した。

 市民向け検査の予約は、市のコールセンターが12日から電話で受け付ける。(問)同センター0287・73・5250。