店内は自慢の饅頭(まんじゅう)や草餅などがずらりと並ぶ。甘い和菓子に合わせてそろえた紅茶やコーヒーが楽しめる和風カフェだ。饅頭の製造販売会社社長の飯塚宏明(いいづかひろあき)さん(39)が「地元に根差した店をつくりたい」と昨春オープンした。

 人気メニューは、約10種類の和菓子などから選んだ1品と国産の紅茶が楽しめるセット「KAEN(カエン)のひと時」(税込み520円)。

 セットの組み合わせで最も選ばれるのはヨモギをふんだんに使った「高原草もち」。葉の繊維が見えるほどの見栄えで、頬張るとヨモギの優しい香りが口の中に広がる。昔、庭先でヨモギを摘んで草餅を作っていた家庭もあり、「懐かしい味」と好評だ。

 紅茶は烏山製茶工場(那須烏山市)の茶葉を使用。雑味のないすっきりとした味わいで、香料を使わない自然の香りが特徴だ。

 店を切り盛りするのは妻智恵美(ちえみ)さん(40)。「気軽に入れる店づくり」を心掛け、客との会話を大切にする。客層は幅広いという。

 開店から4月で1年。客からお昼の差し入れや「頑張って」と声を掛けられることも。「そうした応援が毎日の励み」と智恵美さん。宏明さんの“思い”は時とともに実りつつある。

 ◆メモ 那須塩原市青木224の2。午前10時~午後5時。月曜定休(祝日の場合は翌日休み)。(問)0287・74・6479。