交差点の一角に40年近くたたずむ洋風の建物は、地域住民にとってすっかりなじみの風景だ。

 前店主の小池義雄(こいけよしお)さん(64)が都内で修業を積み、1979年に開業した。現在は次男の卓(すぐる)さん(37)が継いでいる。

 木の温かなぬくもりを感じる店内は、レトロな雰囲気が漂う。「変わらないスタイル」を求めて足しげく通う常連客も多いという。

 名物メニューの「カフェ・オレ」(税込み500円)は濃厚な飲み口はもちろん、その注ぎ方に特徴がある。卓上に運ばれるのは空のカップ。両手にポットを持った店員が徐々に高さを付けて注ぎ、コーヒーと牛乳を混ぜ合わせていく。

 開店当初からの伝統で、卓さんは「ホールの店員はできるようになるまで練習します」と笑う。一方、無線LAN「Wi-Fi(ワイファイ)」を導入するなど「時代に合わせて変えるべき所は変える」。

 「ブレンド」(400円)や「アメリカン」(450円)をはじめ、豊富なコーヒー類は全てサイホンでいれる。チーズケーキ(400円)など自家製サイドメニューもある。

 卓さんは「いつ来ても変わらない雰囲気と味を提供し続けたい」とこだわりを語る。

 ◆メモ 大田原市紫塚1の4の3。午前11時~午後8時(ラストオーダー7時半)。日曜定休。(問)0287・23・1979。