県の要請を受け営業時間を午後8時までとすることを決めた宇都宮屋台横丁=7日夕、宇都宮市

 新型コロナウイルスの感染拡大で栃木県が宇都宮市内の酒類を提供する飲食店に対し、営業時間の短縮を要請したことを受け、商業施設内の飲食店や、多店舗展開のグループで営業時間を短縮する動きが出ている。また短縮営業の期間を未定とする店舗も見られる。

 県が要請している営業時間は午後8時まで。期間は8~22日。

 東武宇都宮百貨店は7日、同市宮園町の本店8階のレストラン街「スパイス」の営業終了時間を、通常の午後9時半から同7時に繰り上げることを決めた。県が同8時以降の外出自粛を県民に求めていることを受け、「お客さまが午後8時までにご自宅へ帰れるように」と判断した。

 スパイスでは4店舗が営業し、担当者は「売り上げへの影響は確実にある」とみる。一方、市内で感染者が急増し、市が独自の緊急事態宣言を出したことも踏まえ、「お客さまと従業員を守るため、対策を徹底してやっていく」と話した。

 JR宇都宮駅直結の駅ビル宇都宮パセオは酒類を提供する飲食店の営業を午後8時で終了する。地元飲食店4店が展開する「宇都宮FOOD HALL(フードホール)」は閉店時刻を通常より2時間早める。本館と同駅改札前の商業施設「とちぎグランマルシェ」で営業する九つの飲食店は閉店時刻を通常より1~4時間早める。酒類を提供しないコーヒー店などは通常の時間で営業を続ける。

 同市二荒町の「宇都宮屋台横丁」は横丁内の全23店舗で協議し、営業時間を午後8時までにすることを決めた。

 管理運営を担う「村上」(同市問屋町)の村上龍也(むらかみたつや)社長は「要請がいつまで続くのかといった不安の声もあった。ただ今はそれぞれの立場でできることをやっていくしかない」と胸の内を明かす。

 市内で飲食店10店舗を運営するチームバリスタ(同市西1丁目)も全店で営業時間を午後8時に短縮する。要請の対象期間は22日までだが、「いつまで短縮営業をするかは未定」(同社)。

 宇都宮餃子(ぎょーざ)会が直営する市中心部の「来らっせ本店」は午後8時までとする。