世界遺産二社一寺の表玄関・神橋から徒歩約1分。石段を登り、聖域の参道沿いにある。オーナー若林隆幸(わかばやしたかゆき)さん(61)と妻悦子(えつこ)さん(61)が2016年、和風カフェとして開店した。

 築約330年という建物は、すぐ近くにある日光二荒山神社発祥の別宮本宮(ほんぐう)神社の神職用住宅などとして使われた。15年以上手付かずだったが、同神社で長年奉仕する若林さん夫妻が借り受け、改装した。

 二荒山神社から提供を受けた日光杉を内装材に使い、壁面の一部は神橋をイメージした朱色などで彩った。若林さんは「国内外の観光客が店内の雰囲気に驚きます。戊辰戦争時は、両軍が話し合った場所ともいわれています」と明かす。

 日光連山の伏流水で入れた「本宮コーヒー」や抹茶(いずれも税込み550円)で小休止してもよし。湯波や地場産マイタケ、金谷ホテルベーカリーのパンを使った自慢の「クラムチャウダーinロイヤルブレッド」(1200円)で食事してもよし。優雅なひとときを過ごせる。

 若林さんは「歴史ある建物を大事に使いたい。世界遺産の入り口に位置するので、情報発信にも努める」とにこやかに話した。

 ◆メモ 日光市山内2384。午前10時~午後5時。木曜定休。(問)0288・54・1669。