20席ほどの小さな店内にはフォークソングが流れ、木製のテーブルや椅子が1970~80年代を思い起こさせる。

 代表を務める高柳真知子(たかやなぎまちこ)さん(69)の母が1964年12月、現在のJR矢板駅西口前に開店した。50年以上たった今も、店内は当時とほとんど変わらない。高柳さんがタクシー会社「矢板ツーリング」を営んでいることから、店はツーリングショップと名付けられた。

 メニューには手作りの軽食が並ぶ。卵のホットサンド(税込み400円)は、刻みピクルスとほんのり香るマスタードがアクセント。チーズとトマトのホットサンド(同)もある。市商工会が販売している「あっぷるカレー」をベースに牛すじと香辛料を加えた牛すじカレー(650円)もお薦めだ。

 ブレンドコーヒー(400円)は、陶芸家設楽享良(したらたかよし)さん(60)=矢板市上伊佐野=のカップに入れて提供。クリームソーダ(500円)は、どこか懐かしい味が根強い人気という。

 「いつの時代も駅前に喫茶店は必要」と高柳さん。駅前でほっとひと息つける場を守り続けている。

 ◆メモ 矢板市扇町1の13の1。午前10時~午後6時。日曜定休。(問)0287・43・0502。