驚愕(きょうがく)した。県内の新型コロナ感染者数は5日、111人に達し、ついに3桁に突入した。6日はさらに増え132人になった。政府は7日、首都圏1都3県に緊急事態宣言を再発令する。本県はその隣に位置することを痛感せざるを得ない▼東京都で初めて3桁を記録したのは昨年4月4日。118人だった。「遅きに失した」との批判と不安が渦巻く中、政府が初の宣言に踏み切ったのがその3日後である。その時のレベルに並んだ▼福田富一(ふくだとみかず)知事が5日の臨時記者会見で発した言葉がことの深刻さを物語る。「現在は4都県と同等以上の危機的状況にある」。1日当たりの新規感染者数は、本県の方が圧倒的に少ないのだが▼直近1週間の人口10万人当たりの数を見れば、千葉県や埼玉県を上回る。現実を直視しないといけない事態になっている▼確かに、長く続いたコロナ禍の生活で「自粛疲れ」や「コロナ慣れ」があるのは否定できない。筆者が通うスポーツクラブの更衣室では、おしゃべりに夢中な人の姿も。「マスクを外しての会話厳禁」の貼り紙があるにもかかわらず、である▼こんな光景は最近の生活の至る所にあふれている。改めて、わが身の行動を振り返り、気の緩みはないか確認したい。一人一人の自覚が、さらなるまん延を防ぐか否かの鍵を握っているのだから。