本県の確保病床数・宿泊療養室数に対する療養者数の割合

 県内で新型コロナウイルスに感染し入院や療養が必要な人は4日、計632人となり、県が確保している601の病床数・宿泊療養室数を超えた。県は症状の重い人らを優先的に入院させており、入院調整のため441人が自宅などで待機している状況だ。昨年12月末から宇都宮などを中心に感染の急拡大に歯止めがかからず、医療提供体制は逼迫(ひっぱく)している。県は5日に対策本部会議を開き、対応を協議する。

 県によると、医療機関に入院している患者は163人、宿泊療養施設のホテルに入っている患者は28人。

 コロナ患者向けに県は4日現在、医療機関で317病床、ホテルで284宿泊療養室数を確保している。しかし、すぐに全てで受け入れられるわけではなく、感染者の急拡大で入院調整に時間もかかり、多くの患者が待機を余儀なくされている。

 県内の感染者数は12月下旬以降に四つのクラスター(感染者集団)が発生したほか、宇都宮市で感染者が連日30人を超えている。県内医療提供体制は危機的状況にあり、3日時点で病床稼働率は過去最高の51・7%に達している。

 このほか、直近1週間の新規感染者数(425人)、1週間の検査陽性率(14・8%)、確保病床数・宿泊療養室数に対する療養者数の割合(105・2%、4日現在)もいずれも過去最大値となっている。

 県は5日、対策本部会議後にオンラインでの市町村長会議も開く。県内の感染状況を踏まえ、飲食店での営業時間短縮の要請や、学校や成人式なども含め、当面の対応を決定する方針だ。