新型コロナウイルス感染症の収束を願う「シークレット花火」が3日夜、さくら市の道の駅きつれがわ近くの荒川河川敷で打ち上げられた。尺玉40発をはじめ計170発の大輪が夜空を彩り、道の駅などを訪れていた人たちは驚きと歓声を上げた。
花火は喜連川観光協会が主催。コロナ禍で昨年、同観光協会の「きつれがわサマーフェスティバル&花火大会」をはじめ、「きつねの嫁入り」「天王祭」など地元の催しが中止となった代替の意味も込めた。
同観光協会の田崎良美(たさきよしみ)会長職務代理者は「今年こそはコロナの収束を願い、少しでも皆さんに元気を届けられれば」と話す。「密」を避けるため、シークレットにしたという。
この日は午後5時半から打ち上げを実施。東の空から昇るオリオン座を背景に、光と音の競演を約30分間にわたって繰り広げた。