間隔を空けマスク姿で式典に参加する新成人ら=3日午前10時25分、大田原市本町1丁目

 新型コロナウイルス感染拡大で県内市町の多くが成人式を中止・延期とする中、大田原市は3日、「はたちの集い」を那須野が原ハーモニーホールで開いた。

 華やかな着物やスーツを着たマスク姿の新成人530人が出席した。式典は、間隔を開けて座れるよう定員を半分の600人にした大ホールで行った。

 式辞で津久井富雄(つくいとみお)市長は「感染予防を万全にして生活してほしい。成人者としての自覚と意識を持ち、活躍してほしい」と述べた。成人代表の大学生増淵雄太(ますぶちゆうた)さん(20)は「医療従事者に心から敬意を表します。感謝と誇りを胸に強く、優しく、たくましく生きていくことを誓います」とあいさつ。式典は従来より45分短い約30分で終えた。

 式典後、出身中学校ごとに記念写真を撮影。カメラマンの指示で撮影時だけマスクを外し、笑顔を見せていた。入場制限された家族は屋外で待機していた。

 開催に関して津久井市長は「市内の感染者が少なく、現時点なら対策をしっかりした上で一生に1度しかない式を開催できると判断した」と述べた。出席した女子専門学校生(19)は「手指消毒をまめにし、マスクを着けて参加した。着物も準備したので予定通りできて良かった」と喜んでいた。