政府の観光支援事業「Go To トラベル」の全国一時停止に伴い、那須塩原市の塩原温泉で、停止期間(12月28日~11日)の宿泊施設のキャンセル件数が少なくとも3771件に上ることが31日までに、同温泉旅館協同組合の調査で分かった。

 調査は12月22~24日、加盟48施設を対象にファクスとメールで実施。キャンセルの件数のほか、人数、キャンセル分の宿泊料金を聞き、29施設が回答した。回答率は60%。

 キャンセルは回答した全施設であった。人数は1万3486人。キャンセル分の宿泊料金は14施設が回答し、計1億2571万円だった。キャンセル無料となる期限が同27日に延長されたことから、件数はさらに増えたと見られる。

 「やまの宿下藤屋」(同市湯本塩原)は期間中の予約が満室だったが、31日までに約600人がキャンセル。3日以降の予約は例年の3、4割以下という。

 同組合の田中三郎(たなかさぶろう)理事長(62)は「11月までは徐々に回復していただけに、反動が大きい」と話した。